事業紹介

トイミッケは「通信の貧困」と「見えにくくなった困窮層へのアウトリーチ」の2つを軸に、4つの事業を展開しています。

なぜ「アウトリーチ」と「通信の支援」が必要か

夜の街で相談を受けるトイミッケのスタッフ

コロナ禍の支援で浮かび上がった、社会的に孤立した生活困窮におかれている方々は、通信(電話)が社会的なIDになっているにも関わらず、それを失いやすく、また電話が入り口となっている公的・民間の相談機関にもつながることが難しい状態におかれています。当然、インターネット環境も不安定です。

それと同時に、炊き出しや屋外相談会に来られない/来たくない、シンプルな夜回りなどでは発見できない、不安定な仕事と不安定な住居のまま都市を漂流される方々も増加しています。ネットカフェ等の簡易かつ安価な宿泊施設の発展、日雇いアプリの勃興など、ひとりで「今日」を暮らすハードルが下がり、逆説的に困窮を訴えるハードルが上がっている現実があります。

こうした状況を発見・解決するための手法が急務です。

現在の事業

これまでの事業

次の2つの事業は、2024年度よりせかいビバークへ統合しました。相談の入口が「せかいビバーク」に集約されたことで、3つの事業の内容が重なるようになったためです。統合後も、つながった方にニーズがあれば、自転車の提供や宿泊先への食料のお届けは都度おこなっています。

せかいビバークへ統合

2022年1月〜2024年3月

フードデリバリー従事者への無料自転車貸し出し

住まいを失っているフードデリバリー従事者へ無料で貸し出していた自転車

コロナ禍で「フードデリバリー」で生計を立てている方が、比較的困窮状態に置かれやすいことに着目して始めた事業です。正式名称は「住まいを失っているフードデリバリー従事者へ無料自転車貸し出しプロジェクト」。任意団体としてのトイミッケが立ち上がったのとほぼ同時期、2022年1月に開始しました。

自転車は、彼らにとって仕事の道具そのものです。住まいを失った状態でフードデリバリーを続けている方々へ無料で自転車を提供し、そこを入口として継続的な支援につなげました。従来の支援が届きにくい層と出会うための、アウトリーチの手法でもありました。

この取り組みは、フジテレビ『ザ・ノンフィクション』の「東京デリバリー物語 〜スマホと自転車とホームレス〜」(2022年10月9日放送)で密着取材を受けています。

せかいビバークへ統合

2023年1月〜2024年3月

夜のセーブポイント

ネットカフェ・ネットルーム・個室ビデオ店に滞在されている方を対象に、定宿への食料のお届け、持ちきれないお荷物のお預かり、オンラインでの弁護士・医師との相談などを提供していた事業です。毎月2回、駅近くのレンタルスペースで定期相談会を開き、個別の連絡から直接アウトリーチもおこなっていました。

活動の記録は「夜のセーブポイント」の記事一覧からご覧いただけます。

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