せかいビバーク東京ゴールキーパー日記活動報告

パルシステムの配送センターに設置/一日の新規利用が新記録/仕事と仕事の合間:東京ゴールキーパー日記24/5/1〜5/30

SNS (https://x.com/dai46u )に投稿した、2024年5月1日~5月30日まで記録のまとめです。

4/30(火)〜5/1(水)

4月最後の30日は、緊急宿泊支援を利用された方と都内でお会いし、今後についてご相談。その日と翌日の段取りを各位と調整して組みました。

5月初日は、オンラインで複数のご相談に対応。並行してチームメンバーにお願いしていた都内への生活保護申請が、つつがなく終わったとのことで一安心です。

4月は、とにかく遠方からさまざまな事情と希望を持って上京され、ご相談に至る方が目立つ月でした。件数としては1〜3月の年末年始のピークはさすがに過ぎた感があります。

5/2(木)〜5/7(火)

ゴールデンウィークの中日となる2日は、構造的には「週末」となるため、複数の緊急宿泊支援の対応が舞い込みました。週明け7日を目処とした、社会が平常に戻るまでの対応と、その後についてのご相談に追われています。恒常的に入れていた仕事がこの間途切れる、というご相談も目立ち、仮に連休を乗り切ったとしても、月のトータルの収入減は避けられない状況に悩む方もいらっしゃいました。

4日には若者からのSOSを受け、チームメンバーが駆けつけて宿泊対応。連休明けに連携団体につながることができました。5日には、直近1年以内に支援で関わった方々から複数のご連絡が相次ぎ、オンラインでの対応やチームメンバーの駆けつけを実施しています。

その合間を縫って帰省し、お世話になっている福島のフリースクール「寺子屋方丈舎」さんにお邪魔することができました。

「寺子屋方丈舎」と書かれた立て看板と、建物の入口

7日は新規の緊急宿泊対応に加え、複雑なご相談をいただき、身動きが取れないとのことで最寄り駅まで駆けつけてご相談。夕方には連携団体のスタッフから、以前に自分も関わったケースについて照会を受け、ちょうど近くにいたので事務所にお邪魔してケース会議のような話をしました。

さまざまな困難を複合的に抱えている方への対応が相対的に増えるなかで、判断の難しさや、そもそもリソースがないことによる無力感を、支援者も抱えることが多くなっていると感じます。ご相談者が一番つらい、ということは大前提としたうえで、息切れしないようにしたいところです。

5/8(水)〜5/9(木)

8日は連休明けのご相談が続き、新規の緊急宿泊対応。今年1月から2月頃に緊急宿泊支援からつながり、その後に生活保護の利用へ伴走した方々から、続々とアパートに移った、仕事が決まったなどのご連絡をいただき、こちらは素直に嬉しいところです。

9日はプレスリリースを出しました。生活協同組合パルシステム東京様・生活協同組合パルシステム埼玉様とトイミッケが連携し、それぞれの配送センターに「せかいビバーク」を展開・設置していただけることになりました。前年度にパルシステム様の助成金をいただいたご縁からご相談させていただき、8つの配送センターと関連施設との協働という形になっています。すでにそこからのご利用が複数件あり、継続対応につなげることもできました。

「ホームレス状態」がより見えにくく、突然に起こる状況となっている現在、さまざまな市民の方々の協力なしには、「今困った」に対応するセーフティネットをつくることが不可能になっていると感じています。

5/11(土)〜5/12(日)

11日は池袋相談会の開催と並行して、緊急支援の対応が次々と舞い込みました。何気に、一日の新規利用件数の新記録となっています。

12日は前日からの継続支援の連絡を方々からいただき、東京を右往左往しました。すでに一定の生計を立てることができている、あるいはその見通しが近々で立つ、という方からのご相談の比率が増え続けています。そうしたニーズを満たすはずの「東京チャレンジネット」経由の一時住宅も、諸々の事情で使えないとなると、対応の打ち手が本当に限られます。

夜の街の交差点。信号と高架、ビルの明かり

5/13(月)〜5/17(金)

13日は午前中から、週末に続いた連続対応のフォローアップ。夕方は、トータルで2年以上ご相談を続けている方からのSOSを受け、雨のなか最寄り駅まで駆けつけて、ご飯を食べながらご相談しました。

14日午前は、諸々の事情で身動きが取れないとご連絡を受け、最寄り駅まで行ってご相談。地域を軽々と跨ぐ方が増え続けているなかで、現場のニーズや課題と、こちらのできることのギャップに迷うことが本当に多くなっています。午後は、数日前に緊急宿泊支援でつながり連泊対応していた方を、連携団体へお連れしてご面談。この間、緊急支援でお渡しした支援パッケージの封筒をずっとお持ちいただいていて、役に立っていてよかったと思いました。

15日も新規の宿泊支援とご相談。5月も半分となりましたが、ペースとしては年末年始の月と同ペースでの新規対応数となっています。プログラムの認知度の増加は間違いなくある反面、相談のパターン自体が多様すぎて、いまのところ全体像は測りかねている感じです。

16日は新規の緊急支援対応と、前日にご連絡いただいた方と直接お会いしてのご相談。ご本人のニーズとちょうどぴったりのつなぎ先が週末にあり、ご連絡して段取りしました。

17日は先週ご対応した複数の方ともう一度お会いし、進捗を伺いつつ出口探しのご相談。企業側のニーズや社会的な雰囲気から、「今からその地域に長く住む」ということが当事者側からも軽く扱われがちななかで、それでも、せっかく出会い支援につながった方が、そこを単なる寝床ではなく「帰る家」にしてもらうにはどうしたらよいのか。解は複数ありますが、再現性のある方法をつくっていきたいです。

5/18(土)〜5/22(水)

18日は、前日までに緊急宿泊でつながった方と再合流し、一緒に定例相談会へお連れしました。ご相談とご尽力をいただき、次週以降で公的支援へおつなぎする方向性が見えています。新規の対応も1件。

19日も新規の緊急宿泊支援で、連携させていただいているホテルにお連れしました。「前から存在は知っていたけれど、本当に辛くなった時に取っておいた」とおっしゃっていただき、頼っていただいてありがたい反面、もっと手前でつながっていただくための工夫が足りないと痛感します。

20日はコロナ禍のなかで緊急支援からアパートにつながった方へ定期的なご訪問。今現在の「困った」にすぐお力になれない場合も多々ありますが、それでもアパートを出ておらず、家賃の対応がまだない時点でご相談いただけるのが本当にありがたいです。夜中には新規の緊急宿泊支援が1件、飛び込みで。お話を伺うと、やはり私たちにご相談される前に、複数の「貧困ビジネス」に先にご相談されていた(けれど怪しい感じだったのでやめた)と知り、アウトリーチ競争の激化を感じます。

21日は午前中、連携させていただいている方にお願いしていた役所同行の結果を伺いました。午後からは前日までつながった方と再合流し、再度段取りを確認して新しい宿泊先へ移動しています。

22日も複数の新規緊急宿泊対応。夜は連携団体のTENOHASI様の夜回り相談へ。直近、また若い方からのご相談・対応が増えはじめています。中長期の傾向として若年化ははっきりありますが、短期的には「たまたま」としか言えません。

5/23(木)〜5/28(火)

23日は定例の「中野駅前なんでも相談会」へ、緊急宿泊につながった方をお連れして申請同行の段取りを。並行して各方面からご相談があり、最後は埼玉への駆けつけとなりました。

24日も複数の新規宿泊対応。一部の方は翌25日の池袋相談会に来ていただき、ご相談のうえ週明けまでの段取りを決めました。26日も夕方から継続相談中の方とお会いし、あと一日の宿泊対応などをおこなっています。

私たちの窓口には年齢の区分がないのですが、ここに来て一気に若者からのご相談が続いています。必要に応じて生活保護につなげるなどはもちろんですが、生活支援の部分でなかなか興味深いドタバタが絶えず、スタッフが振り回される場面もちらほらありました。

27日も終電間際にいきなり都心へ駆けつけることになり、若者支援を専門にされている団体のご苦労が偲ばれます。28日は、その彼らが無事に目標に到達したという知らせを受け、安堵しました。並行して、連携団体へ生活保護申請の相談でお連れする方も完了しています。

5月はこの時点で年始の各月より対応件数が増え、なかでも「仕事と仕事」の合間で一時的に住居を失うケース——生活保護につなげないケース——が目立ってきています。

夕暮れの空と駅前のビル

5/29(水)〜5/30(木)

29日も新規の宿泊対応を実施。並行して、現在宿泊対応中の方に食料などをお届けしてご様子を伺いました。

30日は、その前日に緊急宿泊支援を利用された方へ、最寄り駅まで駆けつけてご相談。並行して連携団体やチームメンバーに同行支援へ向かっていただき、報告に安堵しました。

今月はとにかく、仕事の切り替えや寮などを移る、その合間の宿泊支援のニーズが高い月でした。一定の就労はされている(が、まだ給与を手にできていない)状況で、生活保護につなぐというわけにもいきません。東京在住の履歴があればチャレンジネットの利用が可能ですが、そうでないなら、ご本人が望む形でのつなぎ先が少なく、苦しい対応を迫られる日々です。

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