せかいビバーク東京ゴールキーパー日記活動報告

越年越冬で13名に40泊以上/新規の緊急宿泊が初めて40件超/2つに分かれる相談層:東京ゴールキーパー日記25/1/1〜1/31

SNS (https://x.com/dai46u )に投稿した、2025年1月1日~1月31日まで記録のまとめです。

1/1(水)

元旦です。宿泊支援に特化した相談会「この1日を乗り切るための宿泊相談」の第1回目を開催しました。

支援の現場では、ご相談者が大きく2つの層に分かれていると感じています。

  • 制度利用中・常連層……居場所や日常的な食料・医療支援のニーズを求める方々
  • 不安定雇用・居住層……制度利用を望まず、その日だけの宿泊支援を必要とする初見の方々

前者の場には後者が来づらい状況を踏まえ、後者へのアウトリーチとして、昨年からこの形式の相談会を年始に実施しています。昨年はこの相談会をきっかけに、半年以上の伴走支援を経て公的支援につながり、住まいを取り戻した方もいました。

今回も、連携団体からの紹介を含め8名の方へ宿泊を提供。連休明けまでの段取りも組んでいきます。

相談会の会場。机の上にノートパソコンとファイル、奥に受付の案内が置かれている

1/2(木)

前日に役所の休日窓口で生活保護申請を断られ、一時宿泊対応となっていた方が、無事に申請できたと連絡を受け、ひと安心しました。並行して、連携団体からの新規の宿泊支援も受け入れ対応。

夜は池袋相談会へ。昨年夏につながり、現在も路上すれすれの生活をされている方から、この正月に断続的な連絡があり、「相談会に来てほしい」と呼びかけ続けましたが、今回も姿を見せず。どうか無事でいてほしいと願うばかりです。

1/3(金)〜1/4(土)

年末年始支援も終盤です。金曜日は「この1日を乗り切るための宿泊相談」の第2回目を実施。開始早々にご相談者が次々と訪れ、慌ただしいスタートとなりました。この日は継続対応を含め6名の方に宿泊支援を実施しています。

土曜日は、前日まで宿泊支援をおこなっていた方から進捗を伺い、ご相談と対応を実施。夜には連携宿泊先を訪問し、急増している宿泊支援中の方々の泊数の確認などをおこないました。

1/5(日)〜1/8(水)

1月5日の「この1日を乗り切るための宿泊相談」第3回をもって、越年越冬期間のプログラムは終了しました。この日も継続を含む5人の方が訪れ、それぞれ宿泊支援を実施しています。

結果として、この三日間で実数13名の方に、合計40泊以上の宿泊を提供し、年明けの公的支援への接続や、ご自身で決められた仕事先までのつなぎをおこなうことができました。

また、複数の連携団体からの依頼を受けて宿泊などのコーディネーションもおこない、「この時期は宿泊先が乏しい」という支援団体共通の難所を乗り切る手助けもできました。

今年の越年越冬期間は、平時からおこなっている緊急宿泊支援「せかいビバーク」についても、この期間に受付窓口を開け続けていただけたスポットが意外に多く、実際に利用がありました。

個人的に、年末年始だからといって特別な施策をする意味が薄くなっている——年末年始に必要なものなら、平時だって必要なのでは——と常に思っていたので、正しい方向に一歩進めることができてよかったです。

6日・7日はいよいよ開庁期間として、公的支援への申請同行が複数……のはずが、新規の緊急宿泊支援も相次ぎました。

1/9(木)

複数の新規緊急支援が途切れることなく続き、閉庁期間中を上回るペースになっています。支援が立て込むなか、継続支援中の方々の選択肢について、チームメンバーと何ができるかを話し合いながら対応を進めました。

都内の緊急支援スポットではニーズが高まっているため、資材補充の段取りも同時に進行。夜には、仕事先から次の仕事先へつなぐ連泊支援中の方を宿泊先のホテルまで訪問し、進捗を確認しました。

1/10(金)〜1/12(日)

正月が明けても新規の宿泊対応が途切れることなく続いています。10日は3件の対応をおこない、11日には定例の池袋相談会へ参加。新規の宿泊支援相談の方をお呼びしてご相談し、この方を含む3件の宿泊対応をホテルへお願いする形となりました。

12日も、午前中にご相談者と喫茶店で面談。その後ホテルへご案内し、午後にはさらに新規の宿泊支援が2件。短い時間のなかで、次々と宿泊先を手配する状況が続いています。

同じく宿泊支援をおこなっている同僚からは「もうホテルが事務所みたいだよね」という言葉が漏れるほどでした。

夜の街灯

1/13(月)〜1/16(木)

月曜日は、連携団体に2件の申請相談でお連れしました。若いご相談者もおり、皆で相談しながら進めることに。夜には突然のSOSがあり、ホテルでお迎えしてご相談対応をおこないました。

火曜日は、午前中にホテルでキャッチした方の訪問相談からスタート。その後、過去に東京チャレンジネットを通じてアパートを取り戻した方へ食糧をお届けしました。

水曜日も新規の宿泊支援を実施しつつ、数日前につながった方を連携団体の夜間相談にお連れしています。

木曜日は、半年以上前から断続的に関わっていた方から久々にご連絡をいただきました。一定の仕事を継続されており、東京チャレンジネットにもつながっているとのこと。その間のスキマを埋める宿泊支援をおこないました。チームメンバーとも「どうしているのかな」と気にしていた方だったので、再会できてよかったです。

1/17(金)〜1/19(日)

金曜日は、新規の宿泊対応をこなすなか、深夜に緊急宿泊支援の駆け込みがありました。支援スポットの方が車を出してくださり、無事に宿泊先へお届けすることができました。

土曜日は、前日につながった方々と複数回の面談を実施。週明けまでの段取りを一緒に考え、形にすることができました。

日曜日は、連携団体と協力してご相談対応。私のベストとは言えない部分をフォローしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

年末年始から続く相談件数の多さに、さすがに息が切れそうになることもありますが、深呼吸しながらひとつひとつ丁寧に対応していきたいです。

1/20(月)〜1/23(木)

月曜日は新規の宿泊支援を1件対応。その後、前日まで宿泊対応をおこなっていた方から進捗の報告とご相談をいただき、引き続きの対応を進めました。

火曜日は、昨年からつながっている方から「やはり厳しい状況」とのご連絡があり、ご相談と今後の段取りを一緒に確認。

水曜日は、新規の宿泊支援が複数件立て続けに入り、東京各所で対応をおこなう一日となりました。

木曜日は、午前中に前日に宿泊支援をおこなった方と駅前で面談。月曜日までの段取りを一緒に考えました。夕方は中野なんでも相談会にお連れし、チームメンバーと共にご相談。公的支援への接続までの段取りを組み、その日は安心できる場所へご案内しました。

1/30(木)〜1/31(金)

木曜日も午前中から、前日に緊急宿泊をご利用された方と再会。面談をおこない、そのまま連携団体へお連れして、翌日の公的支援接続に向けた段取りを組むことができました。新規の緊急宿泊も複数件発生。体調を考慮して延泊対応を続けていた方の同行申請が無事完了したとの報告も、チームメンバーから受けました。

新規の緊急宿泊件数が月30件を超えることが珍しくなくなり、支援の規模が着実に拡大しています。現状に見合った支援体制を整えていくことが、すでに大きな課題です。

金曜日は1月の最終日。金曜はいつも対応が多くなりがちですが、この日は特に、新規の宿泊支援の対応人数が1日の最多記録を更新しました。最後は、連携している公的機関からの依頼で、窓口が閉まるぎりぎりに駆け込んだ方の宿泊対応に駆けつけるなど、慌ただしい締めくくりとなりました。

年始の特別宿泊相談を除いても、新規の緊急宿泊支援は初めて40件を超える規模となりました。

このなかで、支援の現場で出会う「ホームレス状態」の方々が、大きく2つのパターンに分かれることをあらためて実感しています。

  • 不安定居住・不安定就労層……ネットカフェや簡易宿泊所を居所とし、スキマバイトや短期派遣で生計を立てている方々
  • 直前まで何らかの施設・制度に属していた層……地方や地域のグループホーム、病院、更生施設、アディクション治療施設、刑務所など、公的・民間を問わず「何らかの制度」につながっていたものの、そこから出て(あるいは出されて)都心へ移動してきた方々

どちらも、いわゆる「ホームレス」のイメージとは異なり、社会的な仕組みのなかで支えきれない現状があると感じています。こうした状況をただ支援するだけでなく、しっかりと発信し、社会的課題として可視化していくことが必要だとあらためて思っています。

高架を走る電車を見上げた冬空

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