9連休の年末年始へ/面談1日4件が常態化/1年で相談のべ1000件・スポット66ヶ所:東京ゴールキーパー日記24/12/1〜12/31
SNS (https://x.com/dai46u )に投稿した、2024年12月1日~12月31日まで記録のまとめです。
12/1(日)
12月に突入しました。延泊対応中の宿泊場所を再訪し、宿泊費のお支払いと翌日の段取りの再確認をおこないました。最近、週末だけでなく月曜に再相談となるケースも増えており、少しでも安心していただけるよう、できる限り対応しています。
この日発行の東京新聞に活動を取り上げていただきました。記事にもあるとおり、利用者の7割近くが20〜40代。スキマバイトや短期派遣で働く方々が、仕事の途切れや解雇の隙間に「せかいビバーク」を利用されるケースが多数です。その後、7〜8割の方が一泊後に事務局へ相談され、延泊支援や公的支援につなぐフォローをおこなっています。
12/2(月)〜12/3(火)
月曜日は、継続対応していた方々から進捗のご連絡をいただくところから。無事に次の場所へたどり着いたとの報告に一安心です。新規の緊急宿泊支援に対応しつつ、夜は翌日の申請を控えた方をチームメンバーと訪問して面談。申請書類を作成する予定が、いつの間にか「いかに生きるか」という深い話題になりました。
火曜日は、緊急支援スポット設置のご相談をいただいたお店をご訪問。その後、長くつながっている方との面談が、ゆるやかにすっぽかされる場面も。一方で、新規の緊急宿泊支援のご連絡や、この日の申請の進捗報告を受けるなど、慌ただしい一日でした。
年末を迎え、つながっている方々との来年の行き先に向けた作戦会議が増えています。
12/4(水)〜12/5(木)
水曜日は数か月前に緊急宿泊支援でつながった方から、職場の寮に無事入れたとの嬉しいご連絡。一方で、2年以上関わっている方から「仕事が順調ではない」とのご相談をいただき、関係者にリソースの状況を確認して回る一日となりました。
木曜日は新規の緊急宿泊利用と継続相談を実施。また、緊急宿泊支援から関西への帰宅支援につながった方から「なんとか公的支援に接続できた」との報告をいただき、一安心しました。
「いつでも、何回でも相談してください」とお伝えし、そうありたいと思っています。しかし、支援を重ねるほどに使えるリソースが減っていく現実も避けられません。そのギャップを少しでも埋めるべく、これからも手を尽くしていきます。
12/6(金)〜12/8(日)
金曜日は事情があり東京を1日離れざるを得ませんでしたが、そんなときに限って複合的な対応が必要なご相談が複数舞い込みました。新幹線のなかでチームメンバーと電話を重ねながら、なんとか着地点を見つけることができました。
土曜日は夕方に東京へ戻り、ご相談者の宿泊先を訪問。こんがらがっていた状況を伺うことができました。
日曜日は新規の緊急宿泊支援を実施。不安定な仕事と収入で暮らされている方でしたが、現段階で生活保護につなぐことは望まれないとのこと。私たちでできる範囲の宿泊支援をおこないつつ、翌日以降に活用できそうな支援制度をご紹介し、「次にまた困ったらご連絡ください」と繰り返しお伝えしました。
12/9(月)〜12/10(火)
月曜日の午前中は、継続支援中の方から無事に目的地へ向かえたとの嬉しいご報告。しかし夕方以降は緊急対応が相次ぎ、夜遅くまで対応することになりました。終電を逃し、シェアサイクルで帰宅しています。
火曜日は早朝、提携ホテルから予想外の宿泊支援の連絡があり駆けつけ。その後も新規の宿泊支援の対応が続き、公的機関と連携ホテルを一日中行き来しながら、継続支援の方策を関係者と調整する慌ただしい日となりました。
12/11(水)
朝からひたすら面談の日。前日に緊急宿泊支援でつながった方と駅前の喫茶店で面談したのを皮切りに、数年来継続支援している方との久々の再会や、延泊対応中のご相談者をチームメンバーと一緒に訪問。
さらに、連携団体の相談会には前泊対応した方をお連れし、翌日以降の段取りを組むなど、一日中動き回りました。相談と宿泊対応がセットになるケースが多く、誰がどこにいつまで泊まっているのか、だいぶ頭がこんがらがってきています。
12/12(木)〜12/15(日)
木曜日は、連携団体に引き継いだご相談者が無事に公的支援につながったとの報告をいただき、嬉しいスタート。午後は通信手段をお持ちでない継続支援中の方をホテルまでお迎えし、別の宿泊先へご案内。食料を一緒に購入しながら、後日のお約束を確認しました。
金曜日は別の連携団体の事務所へご相談者をお連れし、今後の段取りを一緒に検討。
土曜日の池袋定例相談会では、予定していた方にお会いできなかったものの、終了後、この時間しか連絡が取れない新規のご相談者にお電話し、面談の段取りを組みました。
日曜日、午前中は遠隔地に駆けつけて相談と新規の宿泊対応。夕方からはチームメンバーと連続面談を実施しました。
12/16(月)〜12/17(火)
月曜の午前中、一昨日にお電話でご相談された方と駅前で無事にお会いし、来年以降の段取りを組むことができました。ほっと一息ついた矢先、継続対応中の方が「いるはずのない場所にいる」旨を第三者から連絡があり、チームメンバーが騒然。予定をすべて放り出して駆けつけ、なんとかキャッチしてご状況を伺い、事なきを得ました。
夜には、数年前に緊急支援を利用された方から再相談をいただき、お会いしてあらためての相談対応。不安定な状況が長期化している点について、今後フォローしていきます。
火曜日は対応4件。午前中は余裕があったものの、昼過ぎから関係各所からの連絡が一気に重なりました。緊急支援を進めつつも、ひとつひとつが考えさせられるケースばかりで、福祉制度につないで終わり、とはいかない現実があります。自分ひとりで方針を決めるのが不安なこともあり、夜は各方面に意見を求める電話ラッシュとなりました。
12/18(水)〜12/22(日)
水曜日は、ご相談者を、連携して動いてくださっている法律事務所へお連れするところから。夜には、新規の緊急支援でつながった方から連絡を受け、台東まで駆けつけてご事情を伺いました。
木曜日は、月初から継続相談している方を宿泊先までお迎え。さまざまな事情で行方が分からなくなるケースも多いなか、無事にお会いできて内心ガッツポーズでした。団体の個室シェルターまでご案内できています。
金曜からの週末。複数の新規宿泊支援と面談を実施し、翌日の「なんでも相談会」へご案内。対応者への記録の申し送りも完了しました。
土曜日は「全国なんでも相談会」。いつものように、ウェブから電話ができるボイチャ相談の実施のため、午前は埼玉、午後は東京の電話相談会場へご挨拶。その後は早稲田の直接相談会場へも伺いました。日曜日は週末につながった方との新規面談を、駅前まで駆けつけて実施しています。

相変わらず、新規の緊急宿泊支援は2日で1件のペース、住まいを失った方との面談は1日4件のペースが、すっかり常態化しています。この週はアディクションの課題を抱える方からのご相談と対応が集中しました。連携する医療機関やシェルターの利用などでなんとか対応を続けていますが、リソース不足を実感する場面も増えています。
12/23(月)〜12/24(火)
月曜日は、前日にお会いして公的窓口へ向かった方のフォローアップを断続的に実施。結局、夜まで着地点が見つからず、再度駆けつけてキャッチしました。年末間際での支援の段取りを関係各所にお願いしながら、なんとか組み立てることができました。連携団体にお願いしていた申請同行は、無事に終了したとご連絡をいただいています。
火曜日、クリスマスイブも変わらず支援対応。午前中は住まいを失った方への新規宿泊支援が複数舞い込み、必要に応じて翌日以降の段取りを組みました。夜は、数日前につながり宿泊対応中の方をチームメンバーと訪問。複雑なご状況を伺い、年末までにこちらでできる支援をお伝えしつつ、食料などを一緒に購入してお渡ししました。
この時点で、公的機関の閉庁まであと3日です。
12/25(水)〜12/26(木)
クリスマスの水曜日は、市民とつくる緊急支援スポットを新たにお引き受けいただける場所への訪問からスタート。支援拠点がまた一つ増えました。
その後は新規の緊急宿泊支援が舞い込み、さらに夕方には同日中のご相談も。すでに宿泊先は確保されていたものの、駅前まで駆けつけてご相談しました。残り2日しかない状況のなか、連携団体と協力し、公的支援の申請の段取りを組むことができています。
木曜日は、前日に緊急宿泊と面談をされた方が連携団体で申請の相談へ。閉庁期間ぎりぎりの翌日申請の段取りを組んでいただき、つなぐための今夜の宿を延泊対応しました。夜は、定例の「中野なんでも相談会」に継続対応中の方をお連れし、申請や医療を含めた支援方針をチームメンバーと確認。その後、区内の宿泊先へお送りしました。
12/27(金)
公的窓口の年内最終日です。これまでご相談いただいていた方への食料支援と訪問を実施しつつ、連携団体や自治体議員の方にお願いしていた複数の申請が無事に通ったとの連絡を受け、ひとまず安堵しました。ここからは、地域で暮らすための息の長い支援がスタートします。
9日間の閉庁期間中、すでに複数の団体や関係者から緊急宿泊先のご相談を受けており、いくつかの予約も完了しています。
またこの日、年末年始に臨時の宿泊相談を3日間開設することをお知らせしました。9連休となる2024〜2025年の年末年始、ここさえ乗り切れば「仕事に戻れる」「公的相談窓口や支援団体へ相談が決まっている」「行くあてがある」という方へ、スタッフとのご相談のうえで、その日の宿泊対応をおこなうものです。

12/28(土)
越年越冬支援の1日目です。昼間は、数日前に緊急宿泊支援でつながった方からのご相談に対応。公的窓口での相談・支援が進むなかで、連泊のあいだにどうしても穴が空いてしまったとのことで、こちらで確保した宿泊先へご案内しました。年末年始もお仕事をされるとのことなので、どうか体調を崩さず新年を迎えてほしいです。
夕方は定例の池袋相談会へ参加し、スマホの充電対応を実施。最近は利用者が増え、ケーブルの端子が足りなくなることもしばしばです。来年は設備を拡張して、さらに対応できる体制を整えていきたいところです。

12/29(日)〜12/30(月)
越年越冬の二日目は、継続支援中の方から予想外のご連絡を複数いただき、チームメンバーと何ができるかを相談しながら対応しました。夕方には新規の緊急宿泊支援が舞い込み、ご面談と翌日以降の相談の段取りを組むなど、年末ぎりぎりまで慌ただしく動いています。
今年は、複数の地域を移動しながら暮らす方々への支援とアウトリーチが大きな柱のひとつでした。地域での生活を選択し、そのお手伝いをすることも多かったのですが、それがいかに簡単でないかを年の瀬にあらためて実感しています。
月曜日は、前日まで宿泊支援対応をしていた複数の方が、この日臨時開所したチャレンジネットの相談窓口につながり、無事に年末年始の居場所が決まったとのご連絡を次々といただき、ひと安心。午後は、新規の方を含む宿泊と相談の面談を2件対応しました。
12/31(火)
大晦日も、住まいを失った方への支援対応からスタート。駅前でお会いし、宿泊場所へご案内しました。閉庁期間が始まった28日から、すでに4人の方を宿泊対応中です。夕方は池袋相談会へ。支援対応中の方が弁当を受け取りに来られ、必要な物品もお渡しできました。

2024年をふりかえって
2024年は、市民みんなで支えるセーフティネット「せかいビバーク」を運用し、スキマバイトやネットカフェで暮らす不安定居住・不安定就労の層へのアウトリーチを強化しました。
- 1年間の相談件数:のべ1000件(速報値)
- 1年間の実数相談者:268人(速報値)
- 1年間でのせかいビバークのスポット数:44→66ヶ所
主に20〜30代の後期若年層や、40〜50代の氷河期世代など、コロナ後に公的支援が途絶したこの層が、社会のなかで不可視化されているのではないか。結果は狙いどおりで、新たなアウトリーチの手法として一定の手応えを得ることができました。