記録的な寒波で2日間に7名/実数21人・延べ48件/東京の「シンガポール化」:東京ゴールキーパー日記26/2/1〜2/28
SNS (https://x.com/dai46u )に投稿した、2026年2月1日~2月28日まで記録のまとめです。
2/1(日)
集英社オンラインに、杉並区の事件をきっかけとした現場の状況を取材いただきました。
この日も、せかいビバークを通じて複数の方を支援しましたが、その多くが同様の困難を抱えています。ネットカフェ生活から生活保護を利用してアパートに入居したものの、スキマバイトによる一時的な収入超過で保護が廃止され、その後、仕事が続かず家賃滞納から退去に至り、またネットカフェに戻られるケースです。
現場でこれほど多くの方々が直面している現状は、氷山の一角に過ぎないと感じます。不安定なまま移動・流浪を余儀なくされる「労働移動民層」とも言うべき方々を、いかに安定した生活へとつなぎ留めていくか。無限に自己責任で攻めるのはあまりに簡単ですが、それでよいのか。現実を見据えた、実効性のある施策の必要性を強く痛感しています。
2/7(土)〜2/10(火)
雪の降る記録的な寒波となった7日・8日の両日、「せかいビバーク」には7名の方が身を寄せました。
10日、ジャーナリストの藤田和恵さんに、スキマバイトなど非正規雇用で働く若者の現状と、福祉制度とのミスマッチについて取材していただきました。
いま現場で感じるのは、東京の「シンガポール化」とも言える猛烈な格差の拡大です。えげつない労働環境と、利用しにくい福祉制度。その間に落ち込み、もがいている方々がたくさんいます。
かつての東京は、地方から多様な人々が集まることで文化的な豊かさを築いてきました。しかし現在の超格差社会では、困窮した人々が視界から消され、アングラ化・スラム化していく未来すら予感させます。
2/15(日)
2月も後半。現場は1月に続き過密状態です。この日の時点で「せかいビバーク」での緊急宿泊対応は実数で21人、継続支援は延べ48件(いずれも速報値)。平均して1日1人以上、住まいを失い「今夜の行き場がない」方と向き合い続けています。
また、この時期から4月にかけて急増するのが、地方からのご相談です。「今の暮らしが辛い。東京へ行き、生活保護で立て直したい」。メールや電話越しに、切実な閉塞感が伝わってきます。こうしたご相談は、まず地元の支援機関へつながるようご案内することが多いです。

2/16(月)〜2/21(土)
月曜は新規宿泊1件、継続4件。火曜は新規1件に加えて継続対応5件で、連携団体につなげました。水曜は継続3件。木曜は新規1件、継続3件。金曜は新規2件、継続4件。土曜も継続の宿泊対応を1件実施しています(数字は速報値)。
この週も、住まいを失った方を都市間で右往左往しながらキャッチし、伴走する日々でした。
ここ1年、複数の関係者で継続的な支援を重ねてきたものの、なかなかマッチせず、結局ほかの支援につながっていった方が何人もいましたが、その方々から久しぶりにご連絡をいただき、近況を知らせてもらえたことは嬉しかったです。
一方で、こちらが今できることが以前よりかなり減っており、スタッフ一同、悩みながら向き合っています。
