3月は新規43名・80泊以上/東京都の507人と、私たちの234名/「支援の不適切利用」:東京ゴールキーパー日記26/4/1〜4/30
SNS (https://x.com/dai46u )に投稿した、2026年4月1日~4月30日まで記録のまとめです。
4/7(火)
NHK『クローズアップ現代』でトイミッケの緊急支援活動を取材いただきました。
あわせて、3月の集計が出ています。3月の「せかいビバーク」の新規利用相談者は実数43名、緊急宿泊対応は80泊以上(いずれも速報値)となりました。
こうした広域的な支援網を展開するなかで、仕事先に合わせて国内を移動し続ける方々の姿が、「点」ではなく「線」として見えてきています。
4/15(水)〜4/19(日)
15日は「アベプラ」に出演し、19日にはその記事版が公開されました。同じ日に、クローズアップ現代の記事版も公開されています。
4月もこの時点で、新規の緊急宿泊支援は26名、全体の相談対応件数は100件を超えており、土日も1日3人以上の宿泊対応が続いている状況です。
現在、比較的「見えない貧困」という言葉で注目をいただいていますが、文字どおり「底が見えない」状況でもあります。今後も、より包括的に実態を明らかにしながら、さらに広範囲への対応を強化すべく取り組んでいきます。
4/23(木)
支援活動の様子を長期にわたって密着取材いただいた、室谷明津子さんの著書『ルポ支援という生き方——貧困問題の最前線』(ちくま新書)が発売されました。著者の室谷さんは、長年「つくろい東京ファンド」のコアメンバーとして活動を共にしてきた方でもあります。
本書では、私が関わる緊急支援の現場について、おそらく公には初めて「支援の不適切利用」という問題にも触れていただいています。
これは本当にセンシティブで、一筋縄ではいかない課題です。もともと「ホームレス支援」は、行政の枠組みや身分証に紐付きやすい子ども支援などとは異なり、お名前の裏付けが取りにくいという側面がありました。不安定な移動生活のなかで身分証を紛失される方も多く、歴史的な経緯からも、本人確認についてはあえて「緩やか」にしてきたという背景があります。
しかし、2020年のコロナ禍以降、デジタルを入り口とした支援を展開するなかで状況が変わりました。メールアドレスなどによる情報の紐付けや、他団体とのリソース共有、さらに「せかいビバーク」の開始に伴うシステムでの同一人物確認など、把握できることが増えています。
4/27(月)
東京都のホームレス数は507人と発表されていますが、私たちの「せかいビバーク」だけで、2025年度の住まいを失っている新規相談者は234名(速報値)に達しています。
弱小NPOが都内の約半分をキャッチしている計算になりますが、そんなはずはありません。いまの主流は、ネットカフェや個室ビデオ店に滞在する「見えないホームレス化」です。目視だけの調査ではなく、実態に即した調査を国に強く求めます。